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2008/03/06

すごーい嘘つき!


昨日たまたま立ち寄った中古屋さんで、↑のCDが売ってたのですが、
300円という破格の値段だったので、早速買って家で聞いてました。

このアルバム、発売した当初買おうかどうか迷っていたんですが、
ちょうどその時読んでいた英雑誌『Q』のアルバム評で、
星★★と酷評していたので、「これまちょっとまずいなー」と
買うのをひかえておりました。

で、昨日たまたま安く売っていたので、
どんなに悪いアルバムなのかと聞いてみたら…、

めちゃめちゃいーじゃん!
いつものnew order節が炸裂していて、メロディもすごく良い。
確かにいつもの哀愁はやや後退しているものの、
その分、軽快さや華やかさが加わって、すごく聞きやすくなっている。
new orderはまだ聞いたことのない人には
おススメのアルバムになっているんじゃないですか?

それなのに、『Q』誌の酷評、なぜ?
いつものことだけれども、イギリスの雑誌って
こういうベテランのバンドに対しては冷たい気がする。


このアルバム評に対しても
「目新しいものは何もない」とか、「『technique』以降はいい曲を作ってない」とか
いいたい放題だったけれども、
なんでもかんでも『新しいもの』を作ればいいってわけじゃないし、
何よりもこういうベテランのバンドがみずみずしさを失わず、
平均して高いクオリティのあるアルバムを作っていられるってことが
何よりも大事なんじゃないの?

イギリスの音楽評論家は『新しいもの』『斬新なもの』に眼を奪われすぎ!
音楽とは何かという根本を忘れている!
音楽はなんでもかんでも新しいことをやればいいってわけじゃない。
時にはベテランの奮闘もきちんと評価してやることも必要だし、
一番大事なのは、『人を感動させる音楽を作る』ってことじゃないのかな?

イギリスに限らず日本の洋楽評論家、もしかしたら世界の音楽評論家たちは
そういうことを忘れてるんじゃなかろうか?

しっかし、洋楽雑誌のアルバム評ってホント当てにならない。
自分の気分だけで評価してんだから。
トレントだって音楽評論家はクソだと酷評してたしね。
なかにはアルバムの曲聞かないで、評論するやつもいるそうですから。
みなさんもあんまり音楽雑誌等の批評は当てにしないほうがいいと思います。
大事なのは自分の耳で、いいと思ったその感性なんですから。

2008/01/14

これでいいのか?


ロキノン最新号を読んでみて。
そういえば最近あまりロキノンにツッコミを入れてないなぁと思っていたんですが、
バイトで忙しく(11日連続勤務だったんだよお)、ロキノンどころか本自体読む暇さえなくて、
ツッコミを入れるどころではなかったんですが…。
ようやく昨日から長いお休みをいただきましたので、早速読んでみることにしました。
して、その感想は・・・。

まあ、いつもの通り、『ベストアルバム2007』というのをやっていたんですが…。
どうしてこんな結果になるのかが不思議。
そして、読む前から結果が分かってしまっているのもどうかと…。
ロキノンのことだからレディへマンセー記事を書くんだろうなと思っていたんですが、
こうも露骨に書かれると、正直笑えるものも笑えない。

あのさ、もうそろそろ「レディへのすることなら何でも手放しで褒めなければならない」という態度、止めませんか?
確かに『in rainbouws』は素晴らしかった。とてもいいアルバムだったけれども、
かといって正直ベストアルバムTOP10に入るほどの傑作じゃなかった。
別にレディへが駄作を作ったわけじゃないですよ。
でも、レディへほどの実力とキャリアのあるバンドだったら、
80点以上のアヴェレージの高いアルバムを作るのって当たり前じゃん?
そんなもとから80点のアルバムを『稀代の傑作だ!』と過大評価するのはどうかと思う。
だってどうしたって、今回のアルバムって
レディへが他のバンドに先駆けてDL販売に踏み切ったという部分が
多大に加点されているようにしか思えないもん。
純粋にアルバムだけ見たら、音楽的にはそれほど前進があったわけじゃなく
どちらかというといままでの集大成的なアルバム。
むしろこれからどうなるのかという含みを持たせたアルバムで、
ロキノンの好む『前衛的』な部分はどこにもない。
それなのに、ロキノンの評論家達はレディへがDL販売をおこなったというだけで、
やっぱり彼らこそが『音楽を、世界を変えるバンドだ』と評価する。
あのね、いっとくけど、DL販売はレディへだけじゃなくて、
他のバンドもずっと前から検討していたことなの。
NINのトレントはずっと前から、それこそ2000年ぐらいからネットで販売したいと公言していたし、
もともとレコード会社とのトラブルの耐えないヒトだから、
ファンの間では次は必ずネット販売するだろうなといわれていたんですよ。
でも、たまたまレコード会社との契約がレディへとは一年遅く切れたというだけで、
トレントは勝手に二番手に甘んじてしまったんですよ。
そういうこともまったく考慮に入れないで、なんか勝手にレディへが一番最初って言われても…。
逆にNINがレディへよりも先にDL販売を行っていたらどんな反応をしただろうか?
きっと影響力の薄れつつあるNINにロキノンはそれほどの関心は示さなかったと思う。残念だけれども。

ロキノンって大体決まってるんだよお。
TOP10に入れるバンドが。U2でしょ、リンキンでしょ、レッチリでしょ、グリーン・デイでしょ。
こういう大御所のバンドがアルバムを作れば「なぜ彼らはここまで前進を続けるのか」的ふれこみを入れて
TOP10にする。そういう安直な決め方もどうかと思う。
U2、レッチリ、REM、リンキンに対してはとりあえず出せばtop10に入れろという態度が露骨過ぎる。

リンキンにしたって、本当に今回のアルバムは大変な苦労をして作ったことがうかがえるものだけれども、
だからといってやっぱりTOP10に入るアルバムだったかというとそうではなかったと思う。
ヘヴィ・ロックが衰退してしまった今、彼らが生き残るためにどのような方向性をとるべきかを問われているけれども、今回のアルバムは残念ながらそれを提示できたとは思えない。頑張ってはいるけれどもね。
自分、16歳のときからリンキンの熱狂的なファンだけれども、
それでも手放しでよかったとはいえないよ。

わたし個人としては、いつも60点平均しか作れなかったバンドが努力して80点の作品を仕上げたときに、そのバンドにとってのベストアルバムになると思ってる。
そういう点では、Fall out boyのアルバムはemoを乗り越えたといえるアルバムだったと思うし、
もっと評価されても良かったと思う。

どうしてもっと若いバンドで、でも確実に成長しているバンドを1位とかにしないのかな?
アーケイド・ファイアを1位にしろっていってるわけじゃないですよ。
確かに彼らはすごいけれども。でもさ、やっぱり彼らにしても、
なんていうのかな「反米」を露骨に表現したから、高く評価されたという部分もあるわけよ。
でも、アメリカ(正式にはカナダだけれども、アメリカ人メンバーも在籍)のバンドが自己批判としての
「反米」を掲げたという上で評価されたのは分かりますけれども。

それよりももっと気になったのは、粉川しのと古川某の対談。
なにあれ?
もっとアメリカのバンドって評価されてもいいと思うけれどもって、
あんたたちロキノンがフツーに取り上げないだけの話だろ?
イギリスのわけの分からん新人バンドばかり持ち上げて、
アメリカの前衛的なバンドなんて思いっきり無視するくせに。
去年の12月号で初めて「USインディ・ロックバンド」を特集したくせに。
なんで他人のせいにするんだ、お前ら? 
さもわたし達リスナーのほうが関心を持たないような書き方をして。
あのね、10代の若い子はみんなお前らの記事を見て、洋楽聞くんだよ!
お前らがUKバンドばかり特集するから、UKのバンドしか聞かなくなるんじゃん!
自分たちのことを棚に上げて人のせいにするな、ロキノン!

あー、ホント、ロキノンって読むと腹立つことばっかりなのよ。
もう読むのやめようって思うんだけれども、なんか読んじゃうのよね。
そして、馬鹿みたいに怒り狂うと(笑)。
十分不毛なことをしてるって分かるんですけれども。なんか止められないんですよね。
自分も十分バカです。

2007/09/06

日本の洋楽雑誌について思うこと。


今年フジロックに参戦したこともあり、ここ数ヶ月日本の洋楽雑誌を買いまくっている。
日本の雑誌はめったに買わない当方。洋楽についての情報はほとんど海外の雑誌やサイトから得ているのだが、こうやってたまに日本の雑誌を買うと、首をひねりたくなるようなことばかりが書かれていて辟易する。
もともと日本の洋楽雑誌を信じるほうではない。
ロキノンにいたっては、「お前はNMEの回し者か!!!!」といいたくなるほど、NMEの受け売り、垂れ流しに驚く。
ロキノンが必死になって宣伝するUKバンドはほとんどといっていいほど、NME辺りがプッシュしているものばかり。
昨今、UKバンドがブームらしいが、それはロキノンがNMEに偏っているから。
イギリスの音楽状況しか伝えられず、アメリカで数年前から起きていた音楽ブームは完全に忘れ去られ、逆に1年以上経ってから伝えられるという信じられない状況。
the killersなんてイギリスでもブームになっていたにもかかわらず、なぜか見落とされ、
彼らが向こうで話題となってから1年も過ぎてようやく記事に載るっていったい…。
emoブームに関してはもうあきれるばかり。
アメリカ本国だけでのブームということもあるんだろうけれども、記事にされるどころか、
いまごろになってようやくemoのミュージシャンを取り上げたりして、本当に頭が痛くなる。
マイケミが奇跡的に日本で取り上げられたのは、
それこそイギリスの音楽雑誌がこぞって彼らをプッシュしていたから。
自主性も、主体性の欠片もない、イギリスで流行っている音楽はすべて正しいと思って取り上げている、妄信にも似た馬鹿っぷり。
ロキノンっていつからNME東京支部になったんだ? もとからそうなのか?
と思って、昔のロキノンを引っ張り出して読んでみたんだけれども、
確かに眼を覆いたくなるようなヒドイ記事ばかり。
ブリット・ポップは完全にNME辺りから引っ張ってきてるでしょう、あれ。
しかも、堂々と雑誌にNMEの表紙載せたりしてるものねえ。
オアシスVSブラーって。何も一緒になって対決を煽らなくても…。
「be here now」が史上最高の傑作って何よ? オアシスに匹敵できるのはもはやビートルズしかないって何? いったい何考えてんだ?
そうやって一生懸命西の田舎の島国の音楽シーンを追っている合間にも、太平洋の向こう側では別な音楽シーンが活況を呈していたにもかかわらず、まともに取り上げられることもなくて。
そもそもスマパンの「mellon collie~」が日本でまったく売れなかったのだって、
ロキノンやクロスビート辺りが無視したからでしょう。
faith no moreとか取り上げられたことってあったの? レイジやリンプが取り上げられたのもずいぶん遅くになってからだったような…。

日本の音楽雑誌が一番悪いなと思うところは、特にロキノンに感じることなんだけれども、
自分たちで音楽を開拓できないところ。
イギリスの音楽シーンを至上のものと捉えすぎて、イギリスの今を伝えれば、
自分たちの役割を果たせていると考えている。
でも、それって正しいことなのかな? 
ドイツやフランスの音楽雑誌なんか見ていると、そういうことはあまりなくて純粋に好きなもの、
自分たちの耳に合うものを取り上げたりして、
ブームとか無縁のところでしっかりと洋楽を見つめているような気がする。
ここでこんなことを書くのはどうかと思うけれども、ドイツで日本のdir en greyが非常に高く評価されているのも、単なるブームとしてではなく、ドイツ人にとって合う音楽として認知されているからじゃないの? 
日本だって昔は海外の雑誌の垂れ流しじゃなかったはず。
少なくともLAメタルに関しては、独自の耳を持って音楽を開拓していたこともあったのでは?
ボンジョビやMR.BIGなんかは日本発のブレイクでしょう? 
私はLAメタルは大っ嫌いだけれども、少なくともロキノンの馬鹿イギリス至上主義者よりかはBURRN!!のライターたちのほうを高く買うね。
日本のオルタナ系のライターだってもう少しそういうことをしてもいいんじゃないだろうか。
じゃないといつか日本の洋楽シーンは飽きられてしまうと思う。
自分と同世代の若い子が、単なる流行として洋楽を聴くのであれば問題はないけれども、本当の洋楽愛好家がこの先育ってゆくかはどうかと思う。
こんな音楽の伝え方をしていたのであれば、洋楽シーン自体も衰退し、果ては自分たちの雑誌の売り上げまで下がってしまうのではないだろうか。
この先若年層の人口はどんどん少なくなってゆくのに、30代40代の成熟した洋楽ファンを取り込んでゆかないと、先がないような・・・。
それよりもグッシャーのマッデン兄弟を可愛いとかいっている後輩の先行きが不安なんですけれども・・・(いや、あれはきっと80年代のロバスミ御大と一緒の感覚なのかも)。