2007年もあともう少しですね。
今年は本当にいろいろなことがあった年でした。
特に自分的には初めてフジロックに参戦できたのがうれしかった。
the cure見れたことも。
実はわたくし、フジロックではなく5月のNINを見に行く予定だったのですよ。
それを返上してthe cure見に行ったんで。
NINはまた日本に来てくれるだろうと思ったし。トレントは日本のゲーム大好きですから。
でも、the cureはもしこれを見逃したらもう二度と日本では見れないと思ったので。
見れて良かったです。
彼らも期待をまったく裏切らない演奏をしてくれたし。
本当に素晴らしかった。
ただ欲を言えばもっとダークなセットリストで見たかったんですが、それは贅沢ですよね。
シングル中心のセットリストでも見れただけで満足。
それにフェスの雰囲気も十分に味わえたし。
惜しむらくはフェスをあまり楽しめなかったこと。
つまらなかったとか、そういうんじゃなくて、フジをなめていたというか。
あんなにつらいものだって思わなかったんだもん。
バス待ちだけでも一時間以上で。
着いたら着いたで15分は歩かなきゃ会場入りできないという超ハードな道のり。
ごった返す人ごみ。しかも、私が行った7月27日は異常に暑かった。
もう見る前にやられちゃいました(涙)。
次回参戦するときはもっと体力をつけて行きたいと思います。筋トレだ、筋トレ!
それとこのブログを通じて知り合いになれた方もたくさんいました。
sheelaさん、juneさん、百頭人さん、そして、overrisingさん、
拙いブログを読んでくださって、ありがとうございます。
生意気なことをいろいろと書いていらだたせたこともあろうかと思います。
本当に申し訳ありません。
また、cureファンとしては若輩のわたくしをいろいろと導いてくださいました。
来年こそは頑張ってthe cureのレヴューをおこないますので、どうぞこれからもご指導ください。
(草稿はできているのですが、まだ推敲していない状態です。できしだいUPします)。
来年はどんな年になるんでしょうか?
また素敵な、ビック・イベントがあることを期待して、来年に向けてがんばろっと。
2007/12/28
買ったどぉー!③

「買ったどぉー!」の第三弾は、ご存知のレディへ。
一ヶ月ほど前から予約していたんですが、おとといの26日に届きました。
日本盤はきちんと日本語でタイトルが書かれているんですね。
普段は海外盤しか買わないので新鮮な感じ。
そして・・・
開封してみると・・・・。
↓↓↓↓↓

ステッカーや歌詞カードなどがたくさん。
そして、日本盤だけ特別なのでしょうか。
日本語歌詞とライナーノーツの書かれた冊子が入っていました。
こちら↓

ライナーノーツは読んでないです。読むつもりもありません。
日本語訳の歌詞も見るつもりもない。
翻訳家や評論家の過剰な思い込みがこめられていることがままなので絶対に読んだりしない。
特にタナソウの馬鹿文章に眼を通す気にもならないですから。
このヒトこそ、思い込みだけで文章を書いているとんでもないヒト。
読む側のことを考えずに、自分の考えをゴリ押しする悪文には正直頭が痛くなる。
こういうヘンテコな評論家がたくさんいるから、日本の洋楽界は衰退してゆくんだよ。
もう少し考えて欲しいものです。
で、ちなみに曲のほうですがまだ聞いてません(汗)。
一応PCには入れたんですけれども、他にも聞かなきゃならないものもあるし。
それになんだか聞くのがちょっと怖い気がして・・・。
4年も待たされたので、すごく緊張するというか。
前作よりもクオリティが落ちているんじゃないかなとか。大丈夫なのかなとか。
確かに国内外の評論家達は絶賛してますけれども、
基本評論家の評論は信じてないし、それにレディへは評論家の採点が甘いですから。
5つ星つけても、マイナス2点ぐらいは差し引いて考えないと…。
それに前作の『hail to thief』が無理してるっぽかったんで余計不安が…。
でも、近いうちに必ず聞くのでそのときは感想Upします。
レディへは一度ちゃんと取り上げてみたいと思っているアーティストなんで。
あまりにも評論家達の過剰な思い入れゆえに、
きちんとした評価がされていないバンドだとずっと思ってるんですよ。
なんで? 彼らは最も革新的な、いつも斬新なアイデアを提供してるバンドじゃないかと思ってらっしゃる方は多いと思いますけれども。
そういう『前衛バンド』というブランドも勝手に評論家が絶賛して作り出していること。
本質はもっと違うんじゃないかと思うんです。
そういう評論家の歪んだ視点ではなくて、もっと別の視点から見たとき
このバンドはどういうバンドなのか、その辺をもっと深く探ってゆきたいです。
2007/12/27
買ったどぉー!②
クリスマスに購入した自分へのごほうびCDの第二弾。右下のtomahawkはずっと欲しかったんだよね。
mike pattonというアメリカ人のソロ・プロジェクト的なバンドなんですが、
思ったよりも聞きやすくてすごくいい。
初めてyou tubeで彼らのライブを見たんですが、すごくカッコよくって。
しかもパットン先生がすごくエキセントリックでいーの。
へんてこりんなマスクがすごくお似合い。もちろんパフォーマンスとしてやっているのではなくて、
音楽的効果をもたらすためにやっているんですけれども。
ちなみにマイク・パットン先生はかつてレッチリと双璧をなしていたミクスチャー・ロックバンド、
faith no moreのボーカルだったヒト。
とてつもない才人で、エクスペリメンタル・ロックの雄としてアメリカのオルタナ界に君臨しております。
最近はbjorkとのコラボでも話題に。
またボーカリストとして稀代の才能を発揮し、
『七色の声の持ち主』とわたくしが勝手に認定しております。
後代に与えた影響も絶大で、特にkornのジョナサン・デイヴィスの絶叫ボーカルは、
パットン先生なくしてはあり得なかったと思ってます。彼こそがヘヴィ・ロックの祖です。
左下のmewはデンマーク出身のこれまたエクスペリメンタル・ロックのバンド。
以前から注目はしていたんですが、他にも聴きたいバンドがありなかなか手が出ずにいました。
ですが、いつも私がこっそりお邪魔しているブロガーのoverrisingさんが
高く評価していらっしゃったので、 これは買わねば!と、買ってみました。
雑誌のレヴューでプログレ系と書いていたんですが、 ぜんぜんプログレじゃない。
むしろマニックスに近い音。 北欧系らしい透明感溢れる、美しいメロディが特徴的。
マニックスをもっとクリアにした感じかな。 こちらもかなりいいです。
あと真っ赤なジャケはqueen of stone age。
実はITSですでにPVを何曲か購入済みなんですが、とても良かったので結局CDを買いました。
なんかすごくロウファイ系で、スカスカなんだけれども、エッジがきいているというか。
ロウファイ系ハードロックとでもいうんでしょうか。ロックの新境地を開拓したようなサウンド。
いつも思うんですが、ロキ○ンてこういうアメリカ系のトンがっているバンドって
あんまり紹介しないんですよね。レディへとか喜んで紹介するくせに。
もちろんなかでもこのバンドはまだ紹介されているほうなんですけれども、
本国ほどは盛り上がっていない。
ロキ○ンが大好きなUKだってめっちゃ評価しているのに。
ロキ○ンのイギリス偏重をどうにかして欲しいです。
最後はcave in。
ヘヴィ・ロック系と聞いていたんですけれども、意外とパンク。ちょっとemoテイストも。
こういう感じのサウンドはすごく好き。ハマってしまいそうです。
2007/12/26
買ったどぉー!
とうとう買っちゃいました。『the cure festival 2005』。いまごろこんなもの買ってどうする? とcureファンの方におしかりを受けそうなんですが、
なんせ今年は院試なんかがあったりして、勉強に専念しなければならなかったんで、
こういうのを買っちゃうと勉強しなくなっちゃうというか。
夢中になって何度も見ちゃいそうだったんで、試験終わってから買おうとずっと心に決めてました。
今年頑張った自分へのご褒美として。
まだバイトが忙しいので、じっくり見ることができないんですけれども、
それでも、ちょっとだけ見た映像は今年のフジでのプレイを十分思い出させてくれるものでした。
ありがとう、ロバスミ。ありがとう、the cure。お正月休みにじっくり見ますね。
やっぱdisintegrarionは素晴らしいやね~。特にポール先生。めちゃいい仕事してます。
やっぱこのヒトがいないと演奏が締まらない。
ペリーさんがいた頃のマッタリ演奏も悪くはないんですが、
なんというか血気盛んな若造にはちょっと物足りないというか。
すごく弛緩して聞こえてしまうことがあるんですよね。それはそれでいいんでしょうけれども。
ワタシ的には、けっこう激しい感じの演奏のほうが好きなんで。ヘヴィ・ロック好きの奴ですから。
見終わったら、感想アップしまーす。
2007/12/25
23歳になってしまった・・・。
↑の写真は今年のクリスマス・ケーキ兼誕生日ケーキ。去年は誕生日ケーキを作ってもらったんですが、今年は忙しいということでクリスマス・ケーキに。
未だになかなか誕生日ケーキを食べれないわたくし。
ちなみにこのケーキは札幌の北区にある『レシピ』というケーキ屋さんのもの。
家族全員がここのケーキの大ファンで、お祝い事があったりすると買ったりしています。
北大通りのちょっと外れたところにあります。
札幌の方なら『北大通り』、分かるかと思います。
特に、夏に販売されるマンゴープリンは絶品ですよ。頬がとろけます。
地元のグルメ雑誌にもよく掲載されているので、北海道の方はご存知のかたもいるはず。
この機会にぜひお試しあれ。
で、下は今日うちで誕生日会をしたときに食べたチキン。
実は本店が小樽市にある『なると』というところのもので、毎年いつも小樽市から取り寄せていたのですが、
今年は札幌にも支店がオープンしたので、札幌でも変えるようになりました。
すごーく大きなトリでしょ? これでも850円という安さ。
でも、すごくジューシーでおいしいの。
北海道に住んでいてすごくいいのは、食べ物が何でもおいしいこと。
牛乳は濃厚で、新鮮だし、水もとてもいい。水道水ですらすごくおいしくて、
札幌市ではポットボトル入りの水道水を売っていさえする。
東京では考えられないことですよね。
おばが東京に住んでいて、東京に遊びに行ったことがあるんですが、
もう食べ物がまずくて、まずくて。
牛乳は水みたいだし、水道水はまずくて飲めないし。しかも水がまずいから、ご飯もまずいんだこれが。
なかでも一番ショックだったのは、
一流パティシエが作っているというケーキ屋さんのケーキを食べたとき。
思ったよりもおいしくなかったのがすごくショックだった。
よくテレビとかに出ているところなんですが…。
地元のケーキ屋さんのほうがずっとおいしくて。
やっぱ素材がよくないと、どんなに腕が良くてもおいしくないのかなあ。とか思ったり。
将来東京で働くこともあるかと思うんですが、その時東京でやっていけるかどうか心配。
ちなみにこの『なると』のトリは、取り寄せ可能なのでお取り寄せしてみては?
2007/12/24
Merry christmas!
行ってきました。クリスマス・デート。
あまりにも私事なので、ちょこっと報告だけ。
本当は小樽市で花火を見る予定だったんですが、
いろいろと買い物をしているうちに時間がおしてしまい、
結局花火の時間に間に合わず、やむなく断念。
最近あまり買い物していなかったので、
結局相手を付き合わせることになっちゃいました。ゴメンね。
ちなみに今年の誕生日件クリスマス・プレゼントはピアスでした。
ピアスが大好きで、毎年ピアスをリクエストしているわたくし。しめて11800円なり。
写真を載せようと思ったんですが、なんだか気恥ずかしいのでパス…。
あー、なんかだめだあ。
あんまりにもプライベートすぎてこういうことを載せていいのかどうか迷っちゃうんですよね。
てめえののろけ話なんてききたかねえよというおしかりを受けそうで。
なので、ちょっと掲載は控えさせていただきます(爆)。
どんなピアスかというと、ダイヤがちょこっとついてるけっこうシンプルな感じのもの。
実は以前はブルートパーズの指輪が欲しかったんだけれども、
実際つけてみたら存外に似合っていなかったので、無難にピアスに変更。
でも、とてもかわいいので良しとしましょう。
ちなみに相方へのプレゼントは手袋。5000円なり~。
こっちのプレゼントのほうが高いな~。
でも、私的にはけっこう無難なところに落ち着いたという感じ。
以前はけっこう手作りのものとかプレゼントしようとかかんばっていたんだけれども、
生来の不器用のせいか、手編みをしてもまったく形にならず、やむなく断念。
男の子も大変だけれども、女の子も女の子なりに大変なのです。
料理だったらけっこういけるんだけれどもな。
あまりにも私事なので、ちょこっと報告だけ。
本当は小樽市で花火を見る予定だったんですが、
いろいろと買い物をしているうちに時間がおしてしまい、
結局花火の時間に間に合わず、やむなく断念。
最近あまり買い物していなかったので、
結局相手を付き合わせることになっちゃいました。ゴメンね。
ちなみに今年の誕生日件クリスマス・プレゼントはピアスでした。
ピアスが大好きで、毎年ピアスをリクエストしているわたくし。しめて11800円なり。
写真を載せようと思ったんですが、なんだか気恥ずかしいのでパス…。
あー、なんかだめだあ。
あんまりにもプライベートすぎてこういうことを載せていいのかどうか迷っちゃうんですよね。
てめえののろけ話なんてききたかねえよというおしかりを受けそうで。
なので、ちょっと掲載は控えさせていただきます(爆)。
どんなピアスかというと、ダイヤがちょこっとついてるけっこうシンプルな感じのもの。
実は以前はブルートパーズの指輪が欲しかったんだけれども、
実際つけてみたら存外に似合っていなかったので、無難にピアスに変更。
でも、とてもかわいいので良しとしましょう。
ちなみに相方へのプレゼントは手袋。5000円なり~。
こっちのプレゼントのほうが高いな~。
でも、私的にはけっこう無難なところに落ち着いたという感じ。
以前はけっこう手作りのものとかプレゼントしようとかかんばっていたんだけれども、
生来の不器用のせいか、手編みをしてもまったく形にならず、やむなく断念。
男の子も大変だけれども、女の子も女の子なりに大変なのです。
料理だったらけっこういけるんだけれどもな。
2007/12/19
GOTHとは何か④~(ポジティヴ・パンクからゴシック・ロックへ:bauhausの登場)
更新遅れてしまってごめんなさい。
早く書こうと思っても、ほかに書きたいことがたくさん出てきてしまって、
なかなか書けなかったというか…。
前置きはこのくらいにして、GOTHの話を進めてまいります。
前回まではポジティヴ・パンクの登場についてお話しました。
今回は、bauhausとゴシック・ロックとのかかわりについてお話したいと思います。
ポジティヴ・パンクの定義は前回でも述べました。
そのなかでもメイクをして歌うというグラム・ロック的な要素は非常に重要です。
「batcave」という名のクラブの登場も、ポジティヴ・パンクの興隆を後押ししました。
皆さんもクラブに行くときはなんとなくクラブ仕様の格好をしようとするでしょう。それと同じです。
batocaveに出かける人たちもそのような装いをしていったのでしょう。
しかし、なぜそのファッションが『GOTH』でなければなかったのか。
別の格好をしても構わないのに、なぜ黒装束でなければいけなかったのか。
わたしはbauhausにそのヒントがあるように思います。
では、少しbauhausについてみていきましょう。
bauhausのバンドの成立等についてはここでは省きます。
offcial siteやWikiもありますし、
詳しい情報を載せているサイトもありますので、
そちらを参照していただいただければと。
わたしの拙い文章を読むよりもずっと分かりやすいと思いますので。
ここではゴシック・ロックとの繋がりについてのみ述べさせていただきます。
↓はbauhausのメンバー写真です。

写真でもお分かりの通り、非常に分かりやすい格好をしています。
特に左二番目のpeter murphyはまさに1920年代映画の『ドラキュラ』の格好というか、
「ベラ・ルゴシ」を意識しているのは明らかです。
現に彼らの曲のなかにも「bella lugosi is dead」という名前の曲があります。
これですね。
正直、わたしもはじめてみたので驚きました。
マリマンなんかをイメージしている人には少し物足りないかもしれません。
同じゴシックでもマリマンのほうがグロテスクで、近未来的世界観を感じさせるのに対し、
bauhausのほうがもう少し古典的というか、
1920年代のサイレント・ムービーやクリストファー・リー主演のハマー・ムービーといった感じです。
B級ホラー映画を見るようないかがわしさというか。
よくゾンビみたいな映画ってあるじゃないですか。
今みたいにCGなんてあるわけじゃないから、特殊メイクとかを施して撮影するわけですが、
その特撮技術が今みたいに高くないために、すごく安っぽくて胡散臭くみえるという。
ああいった感じがぷんぷんただよってくる。
しかし、それが逆にゴシックな雰囲気を盛り上げているようにも見られる。
この当時、ゴシックというのはマリマンに代表されるようなショッキングで、意図的なものではなく、
もっとアンダーグラウンド的で、目立たないものだったように思います。
おそらく彼らもマリマンほどは狙ってやってはいなかったのではないでしょうか。
グラムの延長として、ボウイは宇宙人に扮したから、
自分達はベラ・ルゴシにしようみたいな軽い感覚で、
ゴスをやっていたのかもしれない。
少なくとも意図してやっていたという感覚は薄い気がする。
ところが、周囲は、少なくとも当時の若者はそのようにはとらえなかった。
彼らの黒装束を纏って、シアトリカルなパフォーマンスを繰り広げる姿は、
挫折した若者達の心を少なからずも捕らえるものがあったのでしょう。
以前も述べたとおり、ドラキュラは西洋社会では異端=反社会的存在としてみなされる。
ドラキュラに扮して歌うピーター・マーフィーは、
若者達には反社会を象徴するアンチ・ヒーローのように見えたのではないでしょうか。
社会が若者達にとって受け入れられない存在だとすると、必然的に反社会性を帯びる。
特にこの時代、イギリスは戦後最悪の不況で、若年失業率も高かったから、
若者達の疎外感は大変強いものだったに違いありません。
そんな時代の空気とうまく同調し、最も分かりやすい形で示したのが、
bauhausではなかったかとわたしは思うのです。
この白塗り・黒装束、つまりゴシックな格好をして歌うというスタイルは、
前述したポジティヴ・パンクの3要素に加えて
ゴシック・ロックという新たなスタイルを作り上げました。
しかしながら、残念なことにすぐにGOTHは廃れてしまいます。
80年代半ばまでには一部のバンドを除いて殆どが解散、
またはアンダーグラウンドでの活動を余儀なくされます。
ですが、完全に廃れたわけではありませんでした。
確かにイギリスでは廃れてしまうのですが、
GOTHは海を越えてアメリカ、及び欧州大陸へと渡り、果ては日本にまでやってきます。
bauhaus以降のGOTHの流れについては次回に。
早く書こうと思っても、ほかに書きたいことがたくさん出てきてしまって、
なかなか書けなかったというか…。
前置きはこのくらいにして、GOTHの話を進めてまいります。
前回まではポジティヴ・パンクの登場についてお話しました。
今回は、bauhausとゴシック・ロックとのかかわりについてお話したいと思います。
ポジティヴ・パンクの定義は前回でも述べました。
そのなかでもメイクをして歌うというグラム・ロック的な要素は非常に重要です。
「batcave」という名のクラブの登場も、ポジティヴ・パンクの興隆を後押ししました。
皆さんもクラブに行くときはなんとなくクラブ仕様の格好をしようとするでしょう。それと同じです。
batocaveに出かける人たちもそのような装いをしていったのでしょう。
しかし、なぜそのファッションが『GOTH』でなければなかったのか。
別の格好をしても構わないのに、なぜ黒装束でなければいけなかったのか。
わたしはbauhausにそのヒントがあるように思います。
では、少しbauhausについてみていきましょう。
bauhausのバンドの成立等についてはここでは省きます。
offcial siteやWikiもありますし、
詳しい情報を載せているサイトもありますので、
そちらを参照していただいただければと。
わたしの拙い文章を読むよりもずっと分かりやすいと思いますので。
ここではゴシック・ロックとの繋がりについてのみ述べさせていただきます。
↓はbauhausのメンバー写真です。

写真でもお分かりの通り、非常に分かりやすい格好をしています。
特に左二番目のpeter murphyはまさに1920年代映画の『ドラキュラ』の格好というか、
「ベラ・ルゴシ」を意識しているのは明らかです。
現に彼らの曲のなかにも「bella lugosi is dead」という名前の曲があります。
これですね。
正直、わたしもはじめてみたので驚きました。
マリマンなんかをイメージしている人には少し物足りないかもしれません。
同じゴシックでもマリマンのほうがグロテスクで、近未来的世界観を感じさせるのに対し、
bauhausのほうがもう少し古典的というか、
1920年代のサイレント・ムービーやクリストファー・リー主演のハマー・ムービーといった感じです。
B級ホラー映画を見るようないかがわしさというか。
よくゾンビみたいな映画ってあるじゃないですか。
今みたいにCGなんてあるわけじゃないから、特殊メイクとかを施して撮影するわけですが、
その特撮技術が今みたいに高くないために、すごく安っぽくて胡散臭くみえるという。
ああいった感じがぷんぷんただよってくる。
しかし、それが逆にゴシックな雰囲気を盛り上げているようにも見られる。
この当時、ゴシックというのはマリマンに代表されるようなショッキングで、意図的なものではなく、
もっとアンダーグラウンド的で、目立たないものだったように思います。
おそらく彼らもマリマンほどは狙ってやってはいなかったのではないでしょうか。
グラムの延長として、ボウイは宇宙人に扮したから、
自分達はベラ・ルゴシにしようみたいな軽い感覚で、
ゴスをやっていたのかもしれない。
少なくとも意図してやっていたという感覚は薄い気がする。
ところが、周囲は、少なくとも当時の若者はそのようにはとらえなかった。
彼らの黒装束を纏って、シアトリカルなパフォーマンスを繰り広げる姿は、
挫折した若者達の心を少なからずも捕らえるものがあったのでしょう。
以前も述べたとおり、ドラキュラは西洋社会では異端=反社会的存在としてみなされる。
ドラキュラに扮して歌うピーター・マーフィーは、
若者達には反社会を象徴するアンチ・ヒーローのように見えたのではないでしょうか。
社会が若者達にとって受け入れられない存在だとすると、必然的に反社会性を帯びる。
特にこの時代、イギリスは戦後最悪の不況で、若年失業率も高かったから、
若者達の疎外感は大変強いものだったに違いありません。
そんな時代の空気とうまく同調し、最も分かりやすい形で示したのが、
bauhausではなかったかとわたしは思うのです。
この白塗り・黒装束、つまりゴシックな格好をして歌うというスタイルは、
前述したポジティヴ・パンクの3要素に加えて
ゴシック・ロックという新たなスタイルを作り上げました。
しかしながら、残念なことにすぐにGOTHは廃れてしまいます。
80年代半ばまでには一部のバンドを除いて殆どが解散、
またはアンダーグラウンドでの活動を余儀なくされます。
ですが、完全に廃れたわけではありませんでした。
確かにイギリスでは廃れてしまうのですが、
GOTHは海を越えてアメリカ、及び欧州大陸へと渡り、果ては日本にまでやってきます。
bauhaus以降のGOTHの流れについては次回に。
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