2008/04/11

フクザツ…


先日何気にITSを覗いてたら、こんなものが…。
なんでもレディへがNUDEのリミックスをリスナーに好きに作ってもらおうと、
リミックス・キットを販売してるじゃないですか?!

ちょっと待てよ…。
これって、トレントがこの前year zeroでやってたのと同じやつじゃ…。
もしかして、パ○リ???
しかもなんでわざわざITSで?
詳しくはオフィシャルサイトでって書いてあるけどさ…。
なんかフクザツ…。というか、釈然としない。

だってさ、NINは去年からずっとやってたわけだよね。
ファンに好き勝手にリミックスしてもらおうと
オフィシャルサイトで特設HPを開設してやってたんだけどさ。
このバンドはそのトレントがやっていたことと同じことをやろうとしてるわけだ。
トレントはHP限定にしていたものを、
このバンドはITSでわざわざ大々的に売り出して、
さも『自分達は革新的なことをやってる』みたいな風をよそおって。

いいですよ。別にね、きっとトレントはこういうことをされたってなにもいわない。
根は優しいヒトだからね。
だけどね、ファンとしてはひじょうに複雑というか、
はっきりいって憤りがおさまらないわけですよ。

だってね、トレントがファンのためとか、もっとみんなを楽しませようとか思って
一生懸命考えたアイデアを、
このレディオヘッドってバンドは、なにも考えもせずに、
ただトレントがやっていたものを横から見て、
これっていいアイデアじゃんって思って、掠め取っただけなんですよ。
それを、さも自分たちがいちばん最初に考えましたみたいな、何食わぬ顔をして
ITSみたいな巨大な、最も権力があるストアで売り出しちゃうんですよ。
ファンのために楽しんでもらいたいみたいなことをいって。
そんな厚顔無恥なことが許されるっていうんですか?
信じられない! 信じられないよ!

これが『世界一革新的な』バンドがやることなの?
それを、やっていいことなの?
昔から気にはなっていましたよ。
レディへは時勢を読むのがひじょうに長けたバンドだってことはね。
ほかのヒトはあまり気づいていないようだけれども、
レディへが『革新的』でいられるのは、
マドンナ並みの速さで時代で最も先端的な音楽をいち早く取り入れて、
それをわかりやすく解釈して、大衆に聞かせているんだってことは。
それが、シガー・ロスとかステレオ・ラブとかならまだ許せてた。

でもね、NINのアイデアをこういう風にとっちゃうってーのはどうかと思う。
だってさ、たとえNINが最初にやったとしても、
トレントはこのことをマスコミには大々的に宣伝しなかったし、
特にレーベルがなくなってからは、
本当にマスメディアに対しての露出というのがなくなってきてるもん。
きっと記事にも取り上げてはくれないんですよ。

だけど、レディへがやれば大々的に取り上げるから、
みんな、『やっぱレディへだ!』とかいって大喜びするんだろうけど、
じゃあ、最初にやったトレントはどーなるの?ってことですよ。

なんか、釈然としない。ずっと胸にもやもやが続いてる。
きっと納得いってないのは、ファンだけだろうけど、
でも、なんかレディへに対する失望感っていうのは否めない。
こんな『どろぼう』みたいなことをするバンドだったなんて…。
すごいショック…。トレントがかわいそう過ぎます。