
正直6位にするか、7位にするかで迷いました。
本当は6位にしてもよかったんだけど、
まあ、cureはベテランのバンドだし
年上を立てるということで。
the musicについてはまた日を改めて、詳しく書こうと思います。
いま、イギリスのバンドの中でわたしが最も信頼を置いているバンドは
このバンドだけ(同世代のバンドの中で)。
それぐらいthe musicはすばらしいバンドだと思っているし、
もっともっと上にいけると思ってる。
よく30~40代の音楽ライターの人が
「自分たちの時代にはnew orderがいた」と自慢するけれども、
それがいったい何なんだといいたい。
「わたしたちにはnew orderがいなくても、代わりにthe musicがいるぞ!」と。
実はファンのあいだで前のアルバムの評判がえらく悪かったんだよね。
でも、わたし的にはぜんぜんそうは思えなくて。
アメリカに媚びまくった音楽と散々なことを言われてましたけれども、
ロックテイストのアレンジは、わたし的には逆に新鮮でよかったけれどもな。
ブライアン・オブライエンのプロデュースも。
このヒトもフット・ワークの軽いプロデューサーだよね。
いろんなジャンルのバンドを手がけてる。
KORNとかもプロデュースしてるんだよ(^^;
どんだけ節操なしなんだってwww
まあ、とにかくこの路線は熱狂的なファンには受け入れられなかったわけですよ
当然メンバーも危機感を抱いた (´・ω・`;A) アセアセ
で、最新作ですよ。
ぶっちゃけ一言でいって原点回帰的なアルバム。
デビューアルバムを意識したつくりにはなっているものの、
メロディやアレンジメントが1stよりもしっかりしたつくりになっている。
逆にそれがデビューアルバムの眩暈をもたらしそうなカオティックな音世界を
若干弱めているともいえるんだけれども。
なんか難しいよね。1stで傑作を作ってしまうと、
その音世界から逃れられずに(またはそれを超えられずに)、
いつまでもその音の固執してしまうんだな。
そして、いつの間にかファンに飽きられて人気の低下につながると。
もっとファンの思惑を気にせずに、
自分たちの目指す音を作ってほしいと思うんだけれども。
本当に応援してるんですけれどもね。
ロブはトレントのことを尊敬しているし。天才って言ってたんですよインタビューで。
トレント級の天才になることは難しいかもしれないけれども、
自分たちのやりたいことをもっと突き詰めていければ、
もっといい音が作れるんじゃないかと思う。(っ`・ω・´)っフレーフレー!!!
もちろんこのアルバムはこのアルバムで悪くないんだけれどもね。
なんか悪循環に陥っているような気もして…
アルバムとしてはすごくいいできです。
わたし的にはcureよりもよく聞いてました。
8位 radiohead『in rainbows』

2007年リリースのアルバムなんですが、買ったのが2008年だったので、
2008年のベストアルバムに入れさせていただきました。
いろいろとレディへのことを言っているわたしですが、
レディへ自体は嫌いじゃないですよ (;^ω^A
むしろ大好きです。ただ日本や海外のマスコミが作るレディへ像が大嫌いなだけで。
わたしにとってレディへはいい音楽を作るバンドのひとつに過ぎない。
ていうか、もともとそういう普通のバンドだったじゃん、レディへって。
イギリスの大学生時代からの仲間たちが和気藹々と好きな音楽を作っているってのが、
本当のレディへの姿だと思ってるんだけれども。
逆に、そういう内輪だけで作っていた音楽だったからこそ、
わたしたちロックファンにはすごく新鮮に聞こえたわけで。
それなのに、どうしてマスコミは『救世主の登場』みたいに彼らをあがめるのか。
前置きはこれぐらいにして、アルバム評を。
このアルバムは本当にいいアルバムでした。
前作はどうも無理してる感がありありで、
彼らももっと新しい試みをしなくてはと意気込みだけが強いアルバムになってしまい、
聞いてて正直疲れてしまうことがたびたびあったんだけれども、
このアルバムは、そういう気負いがまったくなくて、聞きやすかったです。
ただこのアルバム以降、彼らはいったいどうなっていくのだろうか。
マスコミはこのアルバムが世界で始めてネットリリースされたこともあって
世紀の傑作とかほざいているけれども、
音楽的には新しい試みはいっさいない。
むしろこの10年間の彼らの集大成的なアルバム。
これからの10年が彼らにとってすごく大変な気がする。
もちろんメンバーはそんな気負いもなく、
仲間内でわいわいと楽しく音楽を作っていくと思うけど(^^;