2009/02/27

the best album of year 2008 ③

7位 the music『strength in numbers』


正直6位にするか、7位にするかで迷いました。
本当は6位にしてもよかったんだけど、
まあ、cureはベテランのバンドだし
年上を立てるということで。

the musicについてはまた日を改めて、詳しく書こうと思います。

いま、イギリスのバンドの中でわたしが最も信頼を置いているバンドは
このバンドだけ(同世代のバンドの中で)。
それぐらいthe musicはすばらしいバンドだと思っているし、
もっともっと上にいけると思ってる。
よく30~40代の音楽ライターの人が
「自分たちの時代にはnew orderがいた」と自慢するけれども、
それがいったい何なんだといいたい。
「わたしたちにはnew orderがいなくても、代わりにthe musicがいるぞ!」と。


実はファンのあいだで前のアルバムの評判がえらく悪かったんだよね。
でも、わたし的にはぜんぜんそうは思えなくて。
アメリカに媚びまくった音楽と散々なことを言われてましたけれども、
ロックテイストのアレンジは、わたし的には逆に新鮮でよかったけれどもな。
ブライアン・オブライエンのプロデュースも。
このヒトもフット・ワークの軽いプロデューサーだよね。
いろんなジャンルのバンドを手がけてる。
KORNとかもプロデュースしてるんだよ(^^;
どんだけ節操なしなんだってwww

まあ、とにかくこの路線は熱狂的なファンには受け入れられなかったわけですよ
当然メンバーも危機感を抱いた (´・ω・`;A) アセアセ

で、最新作ですよ。

ぶっちゃけ一言でいって原点回帰的なアルバム。
デビューアルバムを意識したつくりにはなっているものの、
メロディやアレンジメントが1stよりもしっかりしたつくりになっている。
逆にそれがデビューアルバムの眩暈をもたらしそうなカオティックな音世界を
若干弱めているともいえるんだけれども。

なんか難しいよね。1stで傑作を作ってしまうと、
その音世界から逃れられずに(またはそれを超えられずに)、
いつまでもその音の固執してしまうんだな。
そして、いつの間にかファンに飽きられて人気の低下につながると。
もっとファンの思惑を気にせずに、
自分たちの目指す音を作ってほしいと思うんだけれども。

本当に応援してるんですけれどもね。
ロブはトレントのことを尊敬しているし。天才って言ってたんですよインタビューで。
トレント級の天才になることは難しいかもしれないけれども、
自分たちのやりたいことをもっと突き詰めていければ、
もっといい音が作れるんじゃないかと思う。(っ`・ω・´)っフレーフレー!!!

もちろんこのアルバムはこのアルバムで悪くないんだけれどもね。
なんか悪循環に陥っているような気もして…

アルバムとしてはすごくいいできです。
わたし的にはcureよりもよく聞いてました。



8位 radiohead『in rainbows』


2007年リリースのアルバムなんですが、買ったのが2008年だったので、
2008年のベストアルバムに入れさせていただきました。

いろいろとレディへのことを言っているわたしですが、
レディへ自体は嫌いじゃないですよ (;^ω^A
むしろ大好きです。ただ日本や海外のマスコミが作るレディへ像が大嫌いなだけで。
わたしにとってレディへはいい音楽を作るバンドのひとつに過ぎない。

ていうか、もともとそういう普通のバンドだったじゃん、レディへって。
イギリスの大学生時代からの仲間たちが和気藹々と好きな音楽を作っているってのが、
本当のレディへの姿だと思ってるんだけれども。
逆に、そういう内輪だけで作っていた音楽だったからこそ、
わたしたちロックファンにはすごく新鮮に聞こえたわけで。

それなのに、どうしてマスコミは『救世主の登場』みたいに彼らをあがめるのか。

前置きはこれぐらいにして、アルバム評を。
このアルバムは本当にいいアルバムでした。
前作はどうも無理してる感がありありで、
彼らももっと新しい試みをしなくてはと意気込みだけが強いアルバムになってしまい、
聞いてて正直疲れてしまうことがたびたびあったんだけれども、
このアルバムは、そういう気負いがまったくなくて、聞きやすかったです。

ただこのアルバム以降、彼らはいったいどうなっていくのだろうか。
マスコミはこのアルバムが世界で始めてネットリリースされたこともあって
世紀の傑作とかほざいているけれども、
音楽的には新しい試みはいっさいない。
むしろこの10年間の彼らの集大成的なアルバム。

これからの10年が彼らにとってすごく大変な気がする。
もちろんメンバーはそんな気負いもなく、
仲間内でわいわいと楽しく音楽を作っていくと思うけど(^^;

the best album of year 2008 ②

3~5位 copelandのデビュー・アルバムから最新作まで全部。


↑のアルバムは、最新作のみですが、
すべてのアルバムがどれも均等によかった。

わたしのなかで、『去年最もブレイクしたで賞』はこのバンド (・∀・)イイ!

本当にどれもが名作・・・

みずみずしさと叙情性とが交じり合った、
清澄で、美しく、心地よいメロディ。
でも、どこか切なくて、胸をかきむしられるような気持ちにもさせてくれる。

ボーカルのアーロンの声がまたいいんだ、これが ・:*:・゚☆d(≧∀≦)b゚+.゚イイ
トム・ヨークっぽいんだけれども、
トムよりもずっと温かみがあって、オーガニックで
すごく癒されるんだな (  ̄ー ̄)

トムの声ってすごく好きなんだけれども、
彼の声って時としてすごく不安を掻き立てられるというか。
小さな子供が泣き叫んでいるようにも聞こえて、
すごくつらくて聞いていられなくなるときがある。

でも、アーロンの声にはそういう『揺らぎ』がない。
どこまでもやさしくて、あたたかい。

一応EMOに分類されるんですが、
(FOB系のパンクよりではなくDCFC系のnew wave系ですね)、
EMOとひとくくりにしてしまうのは、
ちょっと乱暴なような…
もっと独自の世界が彼らの音楽にはあるように思います (*^^*)

本当にすばらしいバンドだと思うので、
これからもどんどんいい音楽を作り続けて行ってほしいです。


6位 the cure『dream 4.13』


cureファンの方、スイマセン(;^ω^A

このブログにはけっこうcureファンの方がいらっしゃるのですが、
ちょっと順位低いですかね。
でも、これでもわたしの中ではかなり高順位につけたつもりなんですが…(^^;

こういうベテランのバンドって
もうすでにある程度の地位や名声を獲得しちゃってるから
『守り』に入ってしまう場合が多く、
『保守的な』作品になってしまうことが多いんだけれども、
このバンドは今年で活動30年を超えようというのに、
少しも守りに入ることなく、音楽的前進を続けている。

だからこそ、いまだに世界中のロックファンから愛され続けているんでしょうね。
わたしのように明らかに世代の違う人間でも、
このアルバムはすごくいいっていえるもの。

本当に若々しいんですよ!
とても50近いおっさんたちが作ったとは思えない。
自分と同じ20代のバンドが作った3rdアルバムといわれても
全然違和感がない、それぐらい、音が若々しくて、古びてない。
そして、媚びてもいないんだよね、ファンに対しても。すごく挑戦的でもある。
いやはや、すばらしいです (≧∇≦)キャー♪

the best album of year 2008 ①

それでは、さっそく更新していきますよ v(≧∇≦)v イェェ~イ♪

まずは今年はじめの更新なので

2008年のアルバムベスト10を紹介したいと思います。

その前にはっきり言っておきますが、
思いっきり主観です (;^ω^A

客観的に見てすばらしかったとか、そういうのはまったくございません。
今年いちばんよく聞いたアルバムというので選んでおります。


まずは、1位・2位を同時に
1位 NIN『ghosts Ⅰ~Ⅳ』
2位 NIN『the slip』




この選択は…、まあある意味、当然といっちゃあ当然かと (;´Д`A ```
NINファンなので、こういう順位になりました。

正直、個人的にも、最近のNINにはあまり期待していなかったし、
『with teeth』以降はほんとNINは終わったとさえ思ってましたから…
(全世界のNINファンの方、スイマセン…orz)

前にも書きましたが、2000年以降自分の求めているNINの音と、
トレントが向かおうとしているNINの方向性とがなんだかずれてしまって、
ほかのファンのように彼らの音を評価できなかった部分がありまして。。。

トレントはもう『downward spiral』のような音は作ってくれないのかな…と
なかば半分あきらめかけていたところに、『ghostsⅠ~Ⅳ』がリリースされた。

「俺はまだ終わっちゃいないぜ!」というトレントの声を聞いたような気がしたわけですよ。
いままで抑えに抑えたいたものが、このアルバムで一気に爆発したというか
そういう熱さをすごく感じました。

レーベルから自由になったというのもあると思う。
すべての制約から解放されて、自分の本当に作りたい音を作れる環境になったことが、
こういうある種前衛的なアルバムを作らせたのだろうと。

しかし、それは失敗ではなく、
逆に彼の音楽への情熱がまだ冷めていないことを
証明することにもなったと思うのですよ。

そういう意味ではすごく安心させられたというか。
わたし的には今年いちばんのアルバムでした。

ところが、数ヵ月後に出た『the slip』には「…(´д⊂)‥ハゥ」
いわゆる最近のNIN大衆化路線ですよね…
「うーん、わたし好みじゃないな…(;>_<;)」と
やっぱトレントはこの路線で行くのかとがっかりしました

しかし、何度も根気よく聞いていくうちにどんどんよくなってきて、
すごく耳に心地よくなってきたというか、
「NINって何度も繰り返し聞き込まないと曲の良さがわからないバンドだった」
ということを今まで忘れていたなと。

思えばはじめ『fragile』を聞いたとき、
まったく理解できなくて、それでもあきらめず何度も聞き返していたんですよね。
トレントの考えていることを少しでも知りたくて、
何度も繰り返し聞いていた自分だったのに。
最近はなんて飽きっぽくなってしまったんだろうと思いました。

実際、何度も聞いていくうちに、
トレントの意図や考えていることがわかってくるようになって、
こういう路線も悪くないなと思うようになってきて、
これはこれでいいアルバムなんだなと実感するにいたりました。
そういう意味では、やはりわたし的にはいいアルバムだったと。

それに、おまけについてたDVDもすごくよかった。
やっぱそのバンドの本当の良さを知りたければ、ライブを聴けですよね。

ライブ・バージョンはアルバム・バージョンとは比べ物にもならない
テンションが高く、めちゃめちゃ刺激的。すっげーカッコいい!

MP4に落としてi-Podにいれて聞いてました(^^ゞ

これ聴いてると本当にライブ行きたくなっちゃう。


2008年はNINのすばらしさを再認識させられた年だったかなと。
あと、自分のNINへの思いを取り戻させたというのもあるし。

そういうわけで、ファンの贔屓目でこの二枚のアルバムを
1・2位と選ばせていただきました(*^^*)



いきなりの長文すみませぬ。
NINのことになるとどうも長くなってしまうな (;^ω^A

まあ、とりあえずはこの辺で。
次に3位以下の紹介をします ( ^ ^ )Y

今年初めての更新・・・( iдi ) ハウー


すっかりごぶさたしてすみませぬ(;>_<;)

決してブログのことを忘れていたわけではございませぬ

ただ年末からあれこれ忙しくて…
今の今まで更新できずにおりました

もうしわけございませぬ m(_ _)m


いまバイトをしている塾で
ひとり、講師がやめてしまいまして、
しかも年末の冬期講習が始まった忙しい時期に。

まあ、やめたというか、やめさせられたというのが正確なんですが。

で、そのしわ寄せが思いっきりこちらに来てしまって、
今月まで毎日のように出勤させられておりました (´д⊂)‥ハゥ

テストもあったというのに、
時には講義を強引に休まされて、出勤したりして…
だって人手が足りないんだもん ( ̄▽ ̄;)

しかたがないですよ。
それに、今の今までいろいろとわがままを聞いてくれていたので、
ここで室長さんにお返しをしておかないとねぇ

ようやく今月末になって
新しい講師が入ったので、これで通常に戻れるとは思うんですが、
でも、まだ入ったばかりでぜんぜん使えない…
室長と他の講師で大丈夫なのかと嘆いております (TДT)

ともあれ、今週末は土日にお休みをもらえたので、
再びいろいろと更新をしていきたいと思います。

今年も改めましてよろしくお願いします

敬礼 (--)>>