2007/11/30

ねこ鍋




最近、某お笑いグループとともにハマっている「ねこ鍋」
すごーく癒されます。めちゃくちゃカワイイ。
ねこってこういう狭い空間に入るのがなぜか好きですよね。
どうしてだろう?

2007/11/28

GOTHとは何か③~(GOTHの源流:グラム・ロック~ポジティヴ・パンク)

前回GOTHの源流について詳しく説明しました。
GOTHのルーツはサイケデリック・ロックにあると。
しかし、GOTHのルーツは必ずしも一つではありません。
さまざまな要素が絡み合ってGOTHと言うスタイルを形作っているのです。
その大きな柱の一つとなっているのがサイケ・ロック~ネオ・サイケの流れなのです。
そして、もう一つ、GOTHを形作る大きな柱があります。
それがグラム・ロックを源流とするポジティヴ・パンクです。
今回はGOTHのもう一つの源流を紹介したいと思います。
グラム・ロックについては皆さんもある程度はご存知かと思います。
デヴィッド・ボウイが有名ですよね。



↑の写真の人です。
奇抜な格好とド派手なメイクをして演劇的パフォーマンスを繰り広げるという。
これがグラムのスタイルでした。
実は音楽的には目新しいものは何もありません。
ですが、このスタイル、つまり男性がメイクをしてパフォーマンスをおこなうというのは、
当時としてはかなり画期的なことでした。
特に欧米人にとってはかなりの衝撃だったらしい。
皆さんもなんとなくわかるかと思うのですが、
欧米の文化って割と男女の際がはっきりしているというか、
日本だったら歌舞伎などがあるように男性が女装したりするというのは
割と許容範囲だったりするのですが、
欧米人にとっては男性がメイクをするというのは相当の変わり者か、
またはゲイとしてしか見られないという風潮があります。
そういうトランス・セクシャルなものを容易に受け入れられない文化があるようです。
もしかしたらキリスト教の影響があるのかもしれません。
神が創った男女の別は厳格でなければならないという思想が根底にあるのかもしれません。
また中世~近世以降の異端排斥運動によって、ヨーロッパの数多くの土着信仰が排斥されました。
そのなかにアンドロジーナス、つまり両性具有信仰というものがあったらしいのですが、
異端として排除されてしまったらしい。
そのようなことも関係があるのかもしれません。
話が少し逸れてしまいましたが、このグラムのスタイルは当時のフェミニズムの台頭とあいまって
女性だけではなく男性の意識改革にも大きな影響を与えました。
「男でもメイクしてもいいんだ!」と多くの欧米の男性に勇気を与えたわけです。
こうして「メイクをしてパフォーマンスをおこなう」というスタイルはGOTHにも受け継がれます。

それが80年代に登場するポジティヴ・パンクになるわけです。
ポジティヴ・パンクはパンクという名前がついている通り、パンクから派生したものです。
パンクが否定と破壊というネガティヴなイメージを持っていたことから、
もっと肯定的にとらえようという意味合いで「positive=ポジティヴ」とつけられたそうです。
きっかけは82年のフューチャー・フェスティヴァルにダンス・ソサエティ、サザン・デス・カルト、セックス・ギャング・チルドレンという3つのバンドが出演したことでした。
当時フューチャー・フェスティヴァルは新人の登竜門として非常に有名で、
この3バンドが特に評判が高かったことから、その名がついたそうです。
ちなみに日本の当時のマスコミはこの三つのバンドを『ポジティヴ・パンク御三家』と呼んでいたようです。

で、どんな音楽的特徴があるかというと、
1983年当時の『ミュージック・ライフ』には次のように記載されています。

「ポジティヴ・パンクのサウンドやイメージ的な特徴は次のものだ。
①パンクから受け継いだ激しいビート
②演劇やパフォーマンス的要素の強い立体的なステージと、メイクやファッションにも凝るというグラム・ロック的要素を含んだもの
③サイケデリック・ミュージックの影響による耽美的で内向的な精神性と実験的なサウンド・エフェクト」

前回お話した③の要素がここで登場します。
ここで二本の太い柱が一つに合流します。ですが、まだGOTHとは完全には言い切れません。
もう一つ大事な要素があります。
もちろん異教的な要素。これも大事です。
しかし、その異教的な要素を作り出した非常に重要な音楽的要素を見落としていると思います。
それは、当時new waveという大きな音楽的潮流の中で最も革新的で主要な要素であったアフリカン・ダブ、つまり異教的ビートの導入でした。
この要素をゴシック・バンドとして初めて導入したのは、
siouxsie & the banseesではないかと思います。
『hong kong garden』というアルバムで、中近東風のビートが取り入れられているのですが、
彼らの前にはこういった要素は見られません。
これはのちにbauhausを初めとするゴス・バンドにも取り入れられるようになったことからも分かります。
このダンス・ビートの導入を積極的に促したのが、
当時ロンドンにあったゴス・クラブ「batcave」の存在ではなかったでしょうか。
このクラブ、当時は非常に有名で、最先端のゴス・ピープルが訪れるクラブだったようです。
マスコミ関係者も非常に注目していて、
ゴス関係を調べたいときはそこのクラブに訪れると
最先端のゴス情報が得られるともっぱらの評判でした。
クラブで生まれたアンダーグラウンド・カルチャーは時代の最先端となりうるというのは時代の常です。
そして、ポジティヴ・パンクもクラブを中心として発展していった、といえるのではないか。
と思うのですが、いかがでしょうか。
では、ポジティヴ・パンクはどのようにGOTHへと変貌を遂げてゆくのでしょうか。
それはまた次のお題で。

2007/11/27

ごっ、ゴツい・・・(汗)

試験勉強真っ只中の一ヶ月ほど前、休憩中にロキノンを読んでいたときのこと。
何気にページをめくったら、↓の写真がバーンと眼に飛び込んできた。



「かっ、かわええーーー!!! O(≧∇≦)O」

大興奮して、名前をチェックしてみるとpatrick wolf君というそうな。
年齢は…、24歳。
うそっ、 いっこ上じゃん。それでこのルックス。すっげー童顔!!
これは久々のヒットかぁ???
と鼻息を荒くして、動いている姿を見てみようとyou tubeでチェックしたところ。

「・・・・( ̄。 ̄;)」

微妙・・・、てか、ゴツいんですけど・・・。
うーん、やっぱ外人ってむずかしいよな。
「かわいい」って思っても、もともとがゴツい体型の人種だけに
どうしても線が太いというか、なんというか、骨太なんだよね。
あのアジア人特有の線の細さというのがなかなか出せない。
久しぶりのヒットかと思ったのにぃ(TДT)。
それにくわえて、驚いたのは彼の「声」。すーごく低いのぉぉぉ。
ジャ○ーズみたいな顔してるくせに。
まあ、その辺のジャリタレと一緒にしてしまうわたしもどうかと思うんですけれども、
でもね、なんかこれだけ可愛いと期待してしまうじゃないですか。
そういうアイドル的な愛らしさみたいなものを。
でもね、やっぱ、違うわけよ。単純なアイドルじゃないのよね。
ガイジンなんだよね、どこまでいっても。
変な期待をしたわたくしめがバカでした。
やっぱりガイジンのカワイイというのはいないのかなぁ。

ちなみにわたしの中のカワイイ外人ナンバー1は、elijah wood。


↑は「lord of the rings」でフロド役で出演していた頃のもの。
このときまだ18歳。しかも、わたしよりも年上(イライジャは1981年生まれ)。
信じられないほど若い。それに、so cute!!! 
ガイジン(てか白人)でここまで童顔を維持できる人っていうのはなかなかいませんよ。かなりの希少種。
一緒に映画を見に行った母が、当時12歳頃のハリポタのダニエル・ラドクリフと間違えたほど。
でも、そのイライジャも現在はかなり容貌が衰えて、
化物みたいになっているそうな。
この頃の彼が忘れられなくて、現実を直視できないわたくし。

いやん(≡д≡) 、わたしのイライジャが化物なんてぇぇぇ!

と、ひたすら過去のなかに生きております。
白人ってホント全盛期が短いよね。
早くて1年、もって2~3年だもんね。
あのハリ・ポタのダニエル・ラドクリフもすぐにジジイになるんだよ、きっと。
「花の命は短い」というけれども、
白人のハンサムにこれほどぴったり当てはまる言葉もないと思うんですが。

2007/11/26

GOTHとは何か②~(GOTHの源流:サイケデリック・ロック~ネオ・サイケまで)

長らくお待たせいたしました。
ようやく試験も終わり、ひと段落着きましたので、続きを書きたいと思います。

では、我々が『GOTH』と呼ぶ音楽の源流になったものは何か。
これはなかなかに歴史が古く、なんと60年代のサイケデリック・ロックにまで遡ることができます。
サイケデリック・ロックといえば、THE DOORSなんかが有名ですが、
じゃあ、『サイケデリック・ロック』って一体何なの?
ときかれるとこれがなかなかうまく説明できない。そう感じている人は多いかと思います。

サイケデリック・ロックのphychedelic=サイケデリックというのは、
もともとは『心(サイケ)の旅立ち』という意味でした。
その言葉が『幻覚』という意味で広く使われるようになったのは、
1943年、イギリスの製薬会社が偶然ある薬品の製法を発見したことに始まります。
その薬品は『リゼルギン酸ジエルアミド』と呼ばれ、
人間の知覚に多大な影響を及ぼす薬品であることが後に分かりました。

かくして『リゼルギン酸ジエルアミド』略してLSDは、
50年代、欧米の精神医療の分野で利用されるようになり、
主に北米ではサイケデリック療法と呼ばれ、一定の効果を上げたことから、
その名が広がってゆくようになりました。
すごいですよね。ドラッグで治療って…。かえって症状を悪化させそうですが。
とにかく、そのLSDは60年代に入るころには、ミュージシャン達にも服用されるようになります。
もちろん医療法としてではなく、ドラッグの一種としてです。
LSDはその正式名称に酸がつくことから俗称アシッドと呼ばれ、
マリファナと並ぶドラッグの一種としてアーティスト達に一大ムーブメントを巻き起こします。
なんでも服用すると色彩が鮮やかになって、物体が歪んで見えるらしいです。
このドラッグ体験を映像や音にしよう!というのが、『サイケデリック・ロック』なのです。
音楽的特徴はどうかというと、バンドによって多少異なるところがありますが
ここではエフェクトを駆使したエコーのきいた空間的な音作り、という風にしておきましょう。
このぼわっとした多層的で、、意識の遠くところから語りかけるような幻想的な音空間が
これからお話しするゴシック・ロックの重要なキーワードとなるので。

サイケ・ロックは70年代に入るとプログレッシブ・ロックの興隆により一時衰退しますが、
すぐに復活します。
70年代後半にパンクが終わり、
今一度60年代のサイケ・ロックを見直していこうという動きが起こります。
ネオ・サイケ(またはダーク・サイケ)の登場です。
しかし、このネオ・サイケは60年代のサイケデリックとは少々趣を異にしておりました。
60年代のサイケデリックは異世界にトリップすることで
新たな知覚を発見しようとする一種の意識革命であったのに対し、
80年代のネオ・サイケはむしろ現実とは別の異空間にこもることにより、
己の内面を深く見つめていこうとする内省的なものでした。
このように音楽性が変化した背景には、
パンク・ムーヴメントの挫折と密接な関係があるように思います。
UKパンクは、みなさんもご存知の通り、当時のイギリスの社会情勢と無関係ではありませんでした。
二度のオイルショックによる経済不況は、イギリスに高い失業率をもたらしました。
職にあぶれた若者達は街をぶらつくしかほかなく、
その不満の捌け口はどこにも見出せないままでした。
そんな中、彼らのフラストレーションを代弁してくれる音楽が突如ロンドンに現れたのです。
それがセックス・ピストルズやクラッシュに代表されるパンク・ロックです。
しかしながら、そのムーブメントも長くは続くことはありませんでした。
彼らが希望を託した音楽は、何一つ現状を変えることのないまま衰退してゆくことになります。
この現状を変えることができなかった幻滅や失望感、挫折といったものが
若者の心を内側へと向かわせ、沈思黙考できるような静かな音楽を求めるようになったのです。
それがネオ・サイケだったとわたくしは思うわけですよ。
ネオ・サイケの代表的なバンドといえば、エコバニことecho&the bannymenやjoy divisionでしょう。
特にjoy divisionはボーカル、イアン・カーティスの自殺も手伝って
『GOTH』のイメージに多大な影響を与えたことは間違いありません。
特徴的な、スネアのきいたドラムに重厚なベースライン、
暗黒を思わせるエコーのきいた音空間にイアン・カーティスの語りかけるような暗いボーカルは、
ゴシック・ロックの一つの原型を作ったともいえます。
このネオ・サイケが一つの源流となって、やがて次に登場するBAUHAUSが
ポジティブ・パンクという新たなゴシック・ロックスタイルを確立することになるわけです。
ポジティヴ・パンク以降の流れは次回に。

2007/11/17

工事中~その①~プラス、一時復帰。

スイマセン。一ヶ月近くも放置しておいて。
決してブログに飽きたというわけではございません。
院試や行書試験など、ほかにやることがいっぱいありまして
こっちまで手がつかない状況であります。
一応行書試験は終わりました。結果は・・・。
「合格」というのは、まあ一応、当然の結果として、問題は8割以上取れるかということ。
法令よりも、一般常識のほうがヤバイ・・・。ああ、自分の常識のなさが知れようというもの。
ですが、まだ本命の試験が来週に控えておりますので、
復帰までもうしばらくお待ちを。
復帰したら、また装いを新たに再開いたしますので。
一応ちょこちょこと書いていたものを貼り付けときます。
自分、ガンバ!

2007/11/16

工事中…~その②~。

introduse
初めに当ブログは、UK/USロックを愛聴しているわたくし、hender(mako)が、
洋楽に対するあつーい思いや日本の洋楽シーンに対して感じたこと、
疑問に思っていることをさまざまに綴っております。
かなり長文です。毒舌もあり、あなたの好きなアーティストをくそみそにけなすなんてことも・・・。
しかし、なかなか正直にものをいえない昨今、特にこの国においては、人を批判しちゃいかんという風潮がまかり通っています。
ただでさえ市場の狭い洋楽界では殊更にそうかと思います。
とにかくCDを売らなきゃいかん。そのためには、少しでも悪いことは書かないほうが良い。
もちろん洋楽雑誌もレコ会社と繋がりがありますから、
書きたいことも書けずにいるなんてことも多々あるわけです。
しかし、物は考えようで、そういう批判も許されない状況というのは、
ある種日本の洋楽リスナーは「なめられている」わけで・・・。
そういうですね、「なめられている」状況をですね、少しでも打開していこうというのがこのブログの趣旨です。
嫌いなものは嫌い、いやなものはいやというスタンスで書いておりますので、不快に思われること必須。怒り心頭。非難ごうごう。誹謗中傷・罵詈雑言何でも来い!ひんしゅく覚悟で書きますよ。


index
①its 
日頃よく利用するITSで購入した曲についての感想・雑感など。

②音楽雑誌 
ロキ○ンやクロ○ビートなど日本の洋楽雑誌に対するツッコミなど。たまにNMEなどの英語雑誌のツッコミも。 
偏りまくった日本の洋楽界に鉄槌をくわえるという趣旨になっているので、ロキ○ン信者は見ないほうがいいかと思います。 悪口書きまくりです(笑)。

③音楽的雑感 
普段聞いている洋楽について感じたことをつれづれなるままに書くコラム。 
聞いたまま、思ったまま、感じたままを書いているのでかなり不快な文章になることも。 
ブログの本文作成ために使いたいと思っているので、主観的な文章となるのはお許しを。 
私的音楽メモと思ってください。本格的な文章を読みたい方は別のカテゴリを御覧になってください。

③UK/US rock 
現在の洋楽アーティストについてなど。
欧米の音楽ムーブメントやアーティストについての感想。 新譜紹介、アルバム批評など。

④80'S rock 
80年代に起こったnew waveのアーティストやムーブメントの紹介、感想。

⑤90'S rock 
90年代に英米で興隆したオルタナティヴ・ミュージックの紹介。

⑥pop music 
ロック・ファンにはゴミのように扱われているポップ・アイコンを もっと音楽的・社会的視点から真面目に分析してみようという趣旨のコラム。

⑦邦楽 
邦楽アーティストの紹介。洋楽ファンにありがちな洋学偏重を改め、もっと邦楽を聴こうという趣旨。
最近欧米では邦楽の評価が高まってきている。そのことを受けて、邦楽について検証する。

⑧festival 
海外のフェスティヴァルの紹介と感想。

⑨PICK UP 
自分の好きなアーティストの特集。 
第1回のお題はthe cure 
2回目の予定はdepeche modeとなってます。 
3回目以降は未定ですが、 
できれば海外で人気があって、日本ではほぼ黙殺されているアーティストなんかを取り上げたいと思ってます。 REMとかCREEDなんかを。

⑩fuji rock festival'07 
今年初参戦したフジロックの感想。

⑪musicians 
洋楽アーティストの今と昔を写真や動画から突っ込んでいこうというカテゴリです。 
あなたのお気に入りのアーティストの恥ずかしい過去を惜しげもなく暴露しますよ。笑えること必定です。

⑫文学
今読んでいる本の紹介など。文学を中心に。

⑬哲学
哲学マニアの私がおススメする哲学書。哲学って面白いよ。

⑭entertiment
好きな映画やタレントなどの紹介や感想、コラム。

⑮ひとりごと 
音楽以外の日頃思ったことなど。