それは真央選手とタラソワとの関係が本当にうまくいっているのかということ。
二人の相性は非常にいいと思いますが、
それでも、少し関係がドライすぎやしないかと。
ロシアでの練習もすごく期間が短いし。
ちゃんとタラソワと真央選手は向き合っているのだろうか。
真央選手はいい意味でも、悪い意味でも頑固な気がするなぁ。
自分がこうだって思ったら、その考えを曲げられない。
練習法の違いだってそうでしょ?
ロシア式の練習は怪我を避けるため、短時間のみの練習に対し、
真央選手はもっと長い時間練習していたい。
タラソワはロシア式の練習法を押し付けようとしたが、
結局真央選手は短時間の練習法を採用しなかったように思う。
日本にいたがるのも、
タラソワがガミガミ言うのを避けるためでは?
自分のことは自分でわかってますって思い込んでるような気がする。
それはあまりいい傾向ではない気がするなあ。
もっとタラソワと腰をすえて話し合わないと。
それプラス、テクニカルなコーチも必要な気が…
個人的には、同じロシアのミーシン・コーチが真央選手についてくれればなあ。
天才は個性も強いから、
プルシェンコみたいな最強個性の持ち主を
しっかりとコントロールできているミーシンがいてくれれば
本当に鬼に金棒なんですけれどもね。
エッジの矯正やジャンプの確実性なんかも飛躍的に向上するだろうし。
タラソワもね、荒川さんに逃げられた件があるせいか、
どこか真央選手に遠慮している気がするんですよ。
強いことを言えないというか。
ほら、真央選手、いま18でしょ?
この年頃って大人に上から目線で言われるのってすごくいやじゃないですか。
事実、自分もそうだったし、
いっつも高校の担任とけんかしていたし (;^ω^A
親にもいろいろ突っかかっていたし。
複雑な年頃というのかね。
男子よりも女子のほうがずっと複雑ですから。
ヤグディン選手みたいにもっと単純だといいんですけど。
とにかく二人にはまだいくぶん距離があると思う。
その距離がもっと縮まってくれば、信頼関係も生まれるし、
真央選手ももっと強くなれるんですけれどもねぇ。
メンタルなコーチも必要だよね。
タラソワはヤグディンに心理学者をつけて、
弱くなってしまった彼の心をケアし続けた。
そういう人も必要。
日本の連盟も真央選手を酷使することばかりを考えずに、
もっと彼女のサポート体制を強化してあげないと。
真央選手をきちんとコントロールできる人間が必要ってことですね。
そういう意味では、
まだ完全タラソワは真央選手をコントロールしきれていない。
名コーチとしての手腕が問われるところです。