2008/01/10

やっと聞けた~in rainbows~

ようやく『in rainbows』聞けました。
年末から新年にかけてバイトで忙しく殆ど休みがなくて、まったくCDが聞けずにいました。
見たいDVDだってたくさんあるのに。ガッコーだって始まってしまったし。
忙しくてもうくたくたです。早く休みが欲しい。

で、そんななかやっとレディへを聞くことができたので感想をUPしたいと思います。

まず全体的な感想として一言、「よくできている」。これに尽きるかと思います。
アルバム全体を通して聞くとよく分かります。
track1からtrack10までの曲の配置が見事。
はじめの15STEPから3曲目辺りを聞いたときは正直ピンと来なかったんですが、
5曲目のALL I NEED辺りからイイ感じの流れになって、
最後のVIDEOTAPEで流麗に終わると。その流れがすごくいいです。
前作の『hail to theif』が、ちょっと無理してるっぽかったところがあっただけに、
このアルバムは逆にすごくしっくりくる。
ほどよく肩の力が抜けて、リラックスした状態の中で作ったというのかな。
ヘンな力みがないのがいい。聞いているこちらも安心して聞ける。
個人的にはどの曲が特に秀逸というのはないんですが、
『ALL I NEED』がすごく好きです。なんかレディへにはあまりなかったタイプの曲のような…。
ラブソングですよね? これ。
ただ若干欠点を言わせてもらえば、最初の15STEPから4曲目までがちょっとインパクトが弱いかなー。
特にtrack1は、ライブ・ヴァージョンを聞いたときから感じていたんだけれども、
white stripsに似てるような気が…。
track2もレディへらしくない平凡な曲。
悪くはないんだけれども、どこかで聞いたことがあるという感じは否めない。
少なくとも私のイメージするレディへとは違う。
私が好きなレディへというのは、他のバンドとはまったく違った曲の構成をしているということ。
アレンジメントとかそういう意味ではなくて、他のバンドと展開の仕方が違っているというか…。
そういう点から見たら平凡すぎるかと。
だけれども、ロキノンやQ誌みたいにこのアルバムが星★★★★★かといわれたら、
それは過大評価しすぎかなーと思う。せいぜい★★★★でしょ。
『ok computer』と比較してみても分かると思うんだけれども。
あれを上回ったとはとうてい思えないもの。でも、『hail to theif』よりも断然好き。
もっかヘヴィロテ中。でも、PCだと音響が悪いので、CDで聞いてます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Makoさん、率直なコメントありがとうございますー!
レディオヘッドを愛するがゆえに、OKC以来の「何をやっても大絶賛!」状態を憂えているファンとしては、『レディオヘッドだから素晴らしい』という変な思い込みがない人の意見は本当に本当にウレシイです。
私もこのアルバムはとっても好きだし、きっとOKC以後の10年を総括して、次へ進む上で重要なアルバムになるだろうなとは思うのですが、100点満点!みたいな批評にはおいおい、ちょっと待ってくれよーという感じです。

そもそもこのアルバムに収録されている曲の大半はすでに数年前からライブで演奏していたことを考えると、特別新しいことをやった訳ではないと思うのですね。
ただ彼らのように商業的に大きな存在のバンドが初めてDLでアルバムを配信したというのが大きかったのか、それがアルバム本来の出来に加点されてる気がしてなりません。

何をやっても「さすがレディヘ!」と大絶賛するのはもういい加減やめようぜ、ね、タナソウ!と言いたいぞ。
それからQやNMEの編集者のみなさんもね。

もうそういうことに左右される段階は彼ら自身は超えてしまってると思うけど、ファンやマスコミは成長してませんねー。

それからね、最近の地球温暖化に関する彼らの発言の多さにも???なのですよ。一個人としてどんな思想を持とうがどんな活動をしようが自由だと思うけど、バンドという、まあ公人といってもいい立場の人たちにはあまりこういう発言をバンドとしてはしてほしくないなー。

そう思うと、ひっそりとグリーンピースの活動を支援したり、エイズやアフリカの子供たちのためにオークションやったりしつつ、それを「僕たちはこんなことやってます!だからみんなもよろしくねー」的発言を一切しないロバさんは大人!偉い!人間ができている!と思うこの頃なのでした。

キュアの来日、今年は難しいかもしれないけど、新作が出てツアーが一段落したら絶対来てくれる!と信じて念を送りつつけますわ。

あ、タナソウはね、もうほっといてよいです。
あれは書店で流通させるような本じゃないぞ。
私はファンジンだと思ってますからw

hender(mako) さんのコメント...

sheelaさん、お久しぶりです。
レス遅れてしまってごめんなさい。
バイトが忙しくてなかなか返信できずにいました。
私も「レディへがすることなら何でも素晴らしい」という考え方にはついていけません。
彼らのことは大好きですし、ファンでもありますけれども、だからといって手放しで褒めちぎるなんてことはできない。
DLのことだって、レディへがさも最初にやったかのようにアピールされているけれども、
もともとNINのトレントだってレディへが考えるずっと前からネット販売を検討していたし、たまたまトレントのレコード契約が切れるのが彼らよりも遅かったというだけで、二番手に甘んじてしまったのが個人的にはちょっと納得いかないです。
もしトレントが最初にDL販売をしていたら、レディへ以上にマスコミに取り上げられていただろうか、と思ってしまいます。

sheelaさんの仰るとおり、レディへの新譜は過大に評価されていると思います。
いいアルバムだとは思いますが、OKCを上回ったわけではないんですから。

確かに最近のレディへはちょっと???ですよね。
私もLIVE8の頃から気になってました。わざわざHPで自分達はLIVE8には出ないみたいなことを書いてましたよね。確かにチャリティというのは興行的な部分は大きいかと思いますが、俺達はこんな低レベルのイベントなんて出ない的な態度はどうかと…。
チベタンのほうがずっと高尚だと思ってるんでしょうか?

そういうことを考えたら、確かにキュアーの態度は大人ですよね。たくさんのチャリティに参加しているけれども、決しておおっぴらに言わない。慈善は決して大きな声で訴えるものではない。やって当たり前、そういう態度が本来の慈善なんだと思います。

タナソウの本がファンジン!っていうのは本当にその通りだと思います。読んでて笑っちゃいました。

私も頑張って単独で日本に来てくれるよう念を送ります。