2008/08/20

どきどきする(〃▽〃 )

グランジ、2枚の紹介と感想を。左はいわずと知れた伝説的グランジ系ロックバンド、nirvanaのレアトラック集。相変わらず、素晴らしい。

nirvanaを知ったのは洋楽を聞き始めた頃で、ちょうど高校1年生のとき。
音楽雑誌を読んでいて、『nevermind』のことが書かれていたので、
買って聞いたらめちゃめちゃはまってしまって。
そのあとはベスト盤やアルバムなど、こつこつと集めながら聞いていました。

このアルバムは、オリジナル・アルバムというわけではないけれども、当時のnirvanaの活動を知るにはいいアルバムではないかと。

nirvanaのすごいところは、メタルにポップ・ミュージック(またはパンク)を持ち込んだところ。
ダイナソーJRやソニック・ユースが、アンダーグランドとしてやっていた
インディーロックをより分かりやすく解釈して見せたところに彼らの功績があるのではないかと。
いま聞いてもぜんぜん古びてないし、
それどころか、とても新鮮に聞こえるのが不思議。
時代を超える音楽というのがあるのだなということが実感できるバンドです。

でも、おススメは、『nevermind』ですけれどもね。
90年代以降のロック界においてこのアルバムを超えるものは出ていないと思う。
レディヘの『OK computer』やNINの『downward spiral』が
あるじゃないかという人がいると思うけれども、
たぶん、当時のアメリカの音楽業界に与えた衝撃は、
『OK computer』の比ではなかったと思うよ。
聞いた話ですけれども、nirvanaの出現によって
当時全盛を極めていたメタル・バンドはいっせいに駆逐されてしまったらしいです。
そのことを考えても、その衝撃度は生半可のものではなく、
それこそ、地球に彗星が衝突したほどの衝撃だったのでは?
とにかく素晴らしいバンドです。


そして、もう一枚。pearl jamの『ten』を。
pearl jamはですね、2枚ぐらいアルバムを持っているのですが、nirvanaに比べてインパクトが薄いというか。とりあえずうまいんだけれども、いまひとつ面白みにかけるところがあって、
アルバムも数回聞いて放置してました。
でも、音楽評論家や音楽雑誌が名盤と評価するこの『ten』を聞いたことがなかったので、
このアルバムを聞けばpearl jamに対する評価も変わるのではないかと思い、購入してみました。
感想は、刺激的の一言。なんかスゴい。音がすごいとかいうのではなくて、アメリカのロックがグランジへと移行しようとしているさまをまさにリアルタイムで聞かされているという感じ。
同じグランジといっても、nirvanaとはまったくちがうアプローチなんだよね。
nirvanaがポップ・ミュージックに寄っていたのに対し、pearl jamはもろメタル。
というか、ハード・ロック。でも、メタルとも言い切れない。
メタルっぽいんだけれども、ぜんぜん違う新しい音がそこにあるという感じ。

faith no moreが『the real thing』のメタル路線から
『angel dust』のヘヴィ・ロック路線へと移行していったのに似てるな。
この2枚のアルバムを聞いたときも、ものすごいスイッチの切替を感じてしまって、
なんか今までとはちがう新しい音楽が生まれたのをアルバムのなかに感じたというか、
実際『angel dust』はKORNなどのNU-metalの雛形にもなったアルバムですから。

この『ten』もまさにアメリカのロックが変わろうとしている瞬間を捉えたスゴいアルバムだと思う。
名盤といわれるのも頷けます。とにかくすごいです。刺激的です。
グランジをリアルタイムで知らなくても、
このアルバムを聞けばアメリカのロックのグランジへの移行を感じることができる。
すごいものを聞いちゃったと思いました。

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