2008/09/05

新境地??? ( ̄0 ̄)/ オォー!!

ついでなんで、cureのシングル2曲の感想を。
まず最初に、←側のやつから。7月に出たシングル『sleep when I'm dead』。
うーん、なんか、イントロがアジアっぽい。中国風というか、北京オリンピックを意識してる??? 
それは冗談ですが、非常に個性的なイントロから始まるこの曲。
すごくいいね~~~。cureらしいというか。前にも書きましたが、非常に『the head on the door』の頃の音に近いんですよね~~。
もしかして、これなのかな? 『the head~』の頃の音源から起こした曲って。
でも、だからといって古いというわけではない。
そこはきちんと現代風に解釈して出している。やっぱポール先生のギターワークが大きいのかな。すごく万華鏡的というか。
ギターの音が非常に多彩で、暗闇にぱっと輝いては消えていく色鮮やかな花火のよう。
すごく鮮やかで、でも、ちょっとダークで、耽美的なんだけれども、ポップで、しなやかな音というか。


しかし、それ以上にびっくりしたのが、→の先月発売のシングル。
これすごいね。なにこれ。久しぶりにcureを聞いて感動しましたよ。
新局面に突入したといえるような曲ではないですか。
すごくポップで、非常に分かりやすい。こんな分かりやすいcureは聞いたことがなかった。
しかし、だからといって、ただのポップミュージックではない。
なんていえばいいのかな。ちょっと言葉が出てこない。
ただいえるのは、今までの作曲法とは少しちがった方法で曲を作ってるような気がする。
もしかしてこの曲作ったの、サイモンさん??? ロバ御大なのかな? だとしたら、スゴい変革だよね~~。 まさに構造改革(笑)。

しかも、このカップリングの曲がすごいの、なんのって。ええ??? こんな曲作れるの???
すっごい名曲じゃん。めっちゃキラキラしていて、『friday, I'm in love』みたいなんだけれども、
ちょっと切なくて、泣けてしまうというか。久しぶりにいい曲を聴いたって感じ。
すげぇな。10月の新作、めっちゃ楽しみ。もしかしてcureの新局面を聞くことができるんじゃない???
cureって、私のなかではアルバムを作るたびに、
いつも新しい何かを提供してくれるバンドというイメージがあって、
それは80年代から90年の初めにかけて顕著だったんだけれども、
90年代半ばから今世紀に入ってちょっと停滞してしまって、
2004年の『the cure』になってようやく新局面のcureを聞くことができたというか。
まあ、往年のファンにはかなり不評だったみたいですが。
今度のアルバムはまさに私たちが期待してるcureが聞けるのではないかと、
そういう期待が持てるシングルです。

それにしても、うまいよね。ロバ御大の曲の出し方。
『the only one』でファンに以前の曲の焼きまわしか??? とかやきもきさせておいて、
この最新シングルで、ガツーンとファンの不安を打ち砕いてしまうあたり。
うちら、めっちゃロバートに踊らされてるじゃん(笑)。

今月出るシングルのリミックスも楽しみだし。
emoバンドにリミックスをさせるあたり、御大らしいというか。
往年のファンのなかにはemoとcureの関係に眉をひそめる人がいるようですが、
わたしはぜんぜん大歓迎なので。むしろ、emoの延長上でcureを聴いてるんで、わたくし。
emoはcureの影響が少なくない。
若い日本の洋楽ファンにcureを知ってもらうためにも、こういうリミックスは大歓迎です。

でも、ジャレット・レトが熱くcureを語るってのはちょっときついかな…。
けっこう好きな俳優なだけに。。。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今月出るリミックスEP同様、4ヶ月連続で出たシングルの評判も結構賛否両論はっきり分かれているますね。
私は今回のシングル、どれもアベレージ以上で好きなんですけど(The Perfect Boyはちょっとエフェクトかけ過ぎかなぁ、とは思いますが)、海外のファンサイトなんかではこの程度の曲しか出せないThe Cureはもう終わった、なんて書きこみも目立ちます。

もっとも、こうした過激な意見ばかりする人達は何を言っても聞く耳を持たないので下手に対立したくないと、新曲を好意的に受け止めている人(私みたいな)はあえてコメントしない、ということもあるのでしょうね。

Hypnagogic States EPは、そもそもEMO系のバンドがリミックスをするという時点でもう不買運動(?)がおきています。
私もEMOはあまり得意なジャンルではないので好んで聴くことはないのですが、それにしてもここまでEMOを毛嫌いしなくてもいいんじゃないのかなぁ?疑問に思います。
特に私と同世代(30代後半~40代)の人達の反発振りはものすごく、The CureがEMOを認めていることがもう気に入らないみたいですね。

彼らに特徴的なのは、The Cureには常に新しい音楽を追求して欲しいと言っている反面、期待しているのは結局は第二の「Disintegration」に他ならない。だって、何かというと「Disintegration」を引き合いに出してきますもの。あの頃の曲と違うって。

いや、確かに「Disintegration」は最高傑作ですよ。でも、今この時代に「Disintegration」とまるっきり同じ音作りされても、それは傑作にはならないでしょう。

これってファンが年取って頭が固くなってしまった証拠なんでしょうかねぇ? もし彼らが今10代なら、これだけ毛嫌いしているEMOもすんなり受け入れられたのか? それとも彼らが主張しているように、自分達の好みの問題でなく、EMOというジャンル自体聴くに値しないしろものなのか。

若いHenderさんはどう思いますか?