2009/03/01

the best album of year 2008 ③

少し遅れてしまいましたが、ベストアルバムの9位・10位を

9位 the black kids 『partie traumatic』

唯一わたしがいいと思った新人バンドのファースト。

去年もいろんなバンドがデビューし、
そのたびに洋楽雑誌は大きく取り上げていましたが、
わたし的にはどれもピンと来るものがなく、
いつものNMEの受け売りをそのまま垂れ流しているだけにしか思えなかったのですが、
このアルバムだけは、すごく好きになりました。

アメリカのバンドということもあるのか、
まあ、数年前からこういうnew wave系の音を鳴らすというのが
アメリカで流行しているんだけれども、
このバンドはインターポールよりも、the killersよりで
いい意味での開き直りがある。

これでもかというぐらいの、new waveの要素をつめまくって、
インターポールのように知的に解釈するのではなく、
もっと享楽的に、80年代的薄っぺらさを表現しているのがいい。
ちょっとゲイカルチャーっぽいディスコサウンドも魅力的 (・∀・)イイ!

ボーカルのヒトの、ロバスミ度が高いのもすごくツボ (;^ω^A
とても楽しく聞かせていただきました。

だからといって、このバンドがどこまで成長するのかは正直わからない。
このアルバムで終わってしまうかもしれないし (^^;

彼らの成長をこれからも見守っていきたいです。


10位 the cinematics 『a strange education』

black kidsと同じnew wave revival系のバンドなんですけれども、
このthe cinematicsはインターポールに近いかな。
まあ、joy division系列のダーク系new waveサウンド。

この手のバンドって前も書きましたけれども、
昨今の流行から外れているところがあって、
特に本国イギリスではあまり受けない音だと思うんですが、
それでも、自分の好きな音をがんばって作り続けているのは潔いし、
とてもいいことだと思う。

若干エコバニに影響されすぎてるところもあるかと思うんですが、
がんばってこの系列の音を作り続けていってほしいです。

それにしても、この耽美系new waveサウンドって流行りすたりは別としても、
こうやって連綿と続いていくものなんだな…

(´д⊂)‥ハゥ うれしくって泣けてしまいますよ


以上わたくし的主観の年間ベストアルバムでございました。



で、洋楽雑誌でベストテンに取り上げらている有名どこのアルバムの感想としては、

まずコールドプレイは、わたし的にダメダメでした (T∀T)
もともとこのバンドを高く評価していないということもあるんですが、
いままで以上につぎはぎ的な音が多くて愕然 ( ̄▽ ̄;)
いずれコールドプレイについては詳しく書こうと思いますが、
こういうハリポタみたいな有名バンドのおいしいとこ取りは好きになれん
もう少しなんとかならんものなのか (`Д´) ムキー!

オフスプはねぇ、トップテンに入れてもよかったんですが、
ヴィジュアル的にアウト ・・・orz・・・はうぅ・・・
デクスターのメタボっぷりに思いっきり萎えてしまいました
デクスター、お願い、もっとやせて・・・(´Д⊂ ダメポ

FOBとpanic at disco!は思っていたよりも平凡な出来。
FOBはロキノンで高く評価していたけれども、
あれはどう考えても過大評価しすぎ ( ̄。 ̄;)
去年出たアルバムのほうが数倍も出来がいいのに。
アメリカのメディアでもベストテンに選ばれていたアルバムだった。
でも、ロキノンではまったく無視。
その反動で、今年入れてきたとしか思えない ( ̄ヘ ̄+)

いつも思うんですが、ロキノンはアメリカのバンドに対して冷淡というか、
反応がいつも遅いんですよね。イギリス経由で入ってくることが多くて、
NMEあたりで評価されてるから紹介しようとか、そういうのばっか。
独自の評価システムというのはないのか、この雑誌は ( - ゛-)

panic at disco!も同様。ファーストの焼きまわし的アルバムで
高く評価できるところはどこにもなかった。

オアシスは言うにあらず。10年前とまったく同じ音しか作れないくせに、
どうしてあんなに持ち上げるのか理解できん ( ̄ヘ ̄)凸 ムカッ
わたし的にオアシスはイギリスの演歌、または歌謡曲だと思ってますから
音楽的には彼らは90年代ですでに終わってる。
それでも、本国で高く評価されてるのは、
ワーキングクラスが抱く夢をそのまま体現させている、シンボル的な存在だからでしょ。
マンチェのチンピラが音楽を見つけて、スターとして成り上がっていくという神話が
彼らを本国イギリスで神的な存在としてあがめられているというだけの話。
日本人のわたしには頭で理解できても、共感はできません (((=ω=)))
(スイマセン、オアシスファンの方々 m(_ _)m )

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