2009/03/28

2009世界フィギュア 女子 感想 その1



早速もうyou tubeに動画上がってるんですね
お隣さんは行動が素早いことで…

まだ真央選手の演技を見ていないので、何もいえないのですが

でも、上の動画を見る限りはヨナ選手の演技は本当にすばらしいものだったと思います。
欠点のつけようがないくらい完璧な演技でした。

某大型掲示板では点数出すぎとたたかれてますけれども、
四大陸のときよりもずっと調子はいいし、
スパイラルのチェンジエッジもスムーズだったし、
若干ステップにキレはなかったものの、
全体の印象としてはすばらしい、文句のつけようのないできでした。

アンチのひとも、たたくのはいいけれども、
いい演技に対しては素直に認めようよ。

このSPに関しては、正直文句のつけようがない。
もともとSPには高い点数が出る選手なのだし、
ネ申演技をすればこれぐらいは出ても当たり前でしょう。

まあ、わたしも個人的には点数は出すぎたと思うんですけど…

大体プルよりPCSが高いってどうよ …( ̄。 ̄;)
世界最強選手よりキム選手が上ってことはありえないって (((=ω=)))ブルブル

だけれども、逆に彼女をどうしても優勝させたいという
ジャッジの強い意思がこの点数によく現れているわけで・・・

逆に、これぐらいの点数を出しておかないと、
FPでミスを犯しやすいキム選手が優勝することができない。
演技・構成の上でも3Aを二回も入れている浅田選手に及ばないし、
しかも、彼女は今季は3Aをあまり失敗していない。
最低一回は認定されている。
それに、今回のFPの構成は3Sをいれずに得意の3Loに変えるなど
明らかにFPでの巻き返しを狙っている。
たぶん、四大陸よりは調子を落としていないので、
FPはかなりいい演技が見られるのでは?

そういうことを考えても、この点が出るのは仕方がないと思いますけど…。。

キム選手も今回はどうしても世界選手権のタイトルをほしかったと思うし、
今季の優勝を逃せば、もう来年はオリンピック。
世界選手権を一度も優勝しないでオリンピックで金メダルを取った選手は
ほとんどいないわけですから、今季の彼女の世界選手権にかける意気込みは
なみなみならぬものがあったはず。

それがそのまま演技に出たまでのことだと思っています。


そして、真央選手のことですが。
正直、わたしは今回の世界選手権は優勝できると思っていません。
おそらく真央選手もコーチのタラソワもそう思っているでしょう。

だから、ファンの不安をよそに本人たちは案外さばさばしてるんじゃないかな。

だって、一番大事なのは来年のオリンピックで金メダルを取ることでしょ。
今年にピークを持ってきちゃダメじゃん
ちゃんとタラソワもそのことを考えてるって。

今季は真央選手も言っているように「挑戦の年」
3Aを確実にし、3-3のコンビネーションをしっかりと決め、Lzのエッジを矯正すること。

今季のシーズンを総括するには早いですが、
これらの課題は、それなりに克服できたのではないでしょうか?
まだ若干Lzに不安があるようですが。

でも、今季一度も決まらなかった3-3のコンビネーションが認定されたってことは
来期は強力な武器となるということ。
GPSでは相変わらずDGを受けるかもしれないけれども、
オリンピックのような大きな大会では認定される可能性がでてきたといえるのでは?

演技構成の上では浅田選手のほうがキム選手よりもずっと上なのだから、
むしろ順位云々よりも3-3のコンビネーションが認定されたことのほうが
よっぽど大事なことだと思うんですけど。
キム選手の3-3よりも真央選手の3-3のほうがずっと難度が高いんだから。


タラソワのプログラムは非常に難しいことで有名。
特にオリンピックのプレシーズンは、
選手の持っている能力の2~3倍も上回る難度の高い要素を盛り込んで、
選手を徹底的に鍛え上げる。

今季のプログラム、そもそも優勝できるようなプログラムじゃないでしょう
SP「月の光」はもともと盛り上がりに欠ける曲だし、
選手が自身で盛り上げていかないと、ぜんぜん盛り上がらない
まさに表現力を試される難プロ。
 
フリーの「仮面舞踏会」にいたっては鬼 カタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタ
正直、完成したものは見ることはできないと思う。
3A2回入れられるだけでもすごいと思わないと。
並みの選手なんてとてもこなせない。
もちろんキム選手にだって無理 (ヾノ・∀・`)ムリムリ。

韓国人は浅田選手のことをジャンプが汚いとかチートとか馬鹿にするけれども、
わたしは彼らにききたい。
じゃあ、キムヨナにあのプログラムをやらせてみろ! と。
おそらくあのプロができるのは、プルシェンコだけでしょう(きっぱり)。
男子だって無理だよ。
正直、タラソワ、ここまでやるかって思ったもん。

でも、これほど難しいプログラムをやらせるということは、
タラソワがそれだけ浅田選手の才能に入れ込んでいるということ。

そして、これは、個人的にいつも思うことなんですが、
タラソワが久しぶりに入れ込んだ選手は、ヤグディン以来じゃないだろうか。
少なくとも女子選手としては、彼女がはじめて本気で惚れ込んだ選手だと思う。

わたしたち、日本人はそのことをもっと誇っていいのでは?


それに、かのヤグディン選手だって、
タラソワの過酷すぎるトレーニングに怪我をしてしまったぐらいですから。
プレ・シーズンのときの世界選手権は優勝できなかったし、
課題だった4-3-2だって結局決められなかったのでは?
その代わり、オリンピックでは見事に成功させて金メダルを取っている。
しかも、あのプルシェンコに勝ってですよ。

ファンももっと浅田選手とタラソワを信じましょうよ。
大事なのはいつも良い結果を出すことではない。
もちろんプルシェンコみたいに常に1位をとることができれば良いけれども、
でも、採点システムも変わってきているし、
そう何回も同じ選手が勝ち続けることはこの先あまりないのでは。

真央選手だって機械じゃないんだから、調子の悪いときだってあるし、
現に今季はLzのエッジ矯正など難しい課題を抱えていたのですから。
普通の選手ならワンシーズン棒にふってしまうぐらい不調になってしまうものなのに、
あれだけの結果を出しているってこと自体、
浅田選手が並の選手ではないことを雄弁に物語っていると思うんですけど。

大事なのは来年のオリンピック。
そのオリンピックにいかにピークを持ってくるか。
そして、浅田陣営もそのことをしっかりと考えている。

いまはファンにとっても選手にとっても我慢の時期だと思います。

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